2021年06月10日
群馬県家族問題専門 法務(Home)心理カウンセリングRoom
お子さまの面会交流(面会交渉)の支援・サポート
2018年04月11日
妊活、不妊、セックスレス 性生活の問題
相手が妊活に協力してくれない、不妊の問題に理解がない、そのことによって普段の生活の中で、冷たい態度、口を聞かない、すぐキレる、人や物にあたるなど、相手が何を考えているかわからないと感じ、どんどん気持ちが離れていってしまうというケースが多いことを痛感しています。
こういった場合、表出している、冷たい態度、口を聞かない、すぐキレるなどの問題の方が大きくなり、当事者も、そして支援者(相談相手や相談機関)なども、その部分のケアを最優先に捉え、問題の根底となる「夫婦の性」の問題が置き去りになってしまうことが、実際にあることも、痛感しています。
大切な問題が隠れたままになってしまえば、いくら話し合っても、また、支援者などから、解決策を提示されたり、アドバイスをもらっても、問題の解決には至らないという可能性が想像出来ます。
妊活、不妊の問題からセックスレスに発展し、さらには破綻に至る可能性がありますので、問題が深刻になってしまう前に、お互いにどのように感じているか、考えているかを冷静に話し合うことができれば、それが一番良い方法ではないかと思います。
しかし、いくら夫婦だからと言って、言い辛い、恥ずかしい、すぐケンカになっていまう、という事もあろうかと思います。
そもそも、男性と女性は、根本的に性の違いがあり、そこから派生する意識の違い、ジェンダーの問題があるのですが、この点は、いくら夫婦だからといっても当然には分からない部分なのだと思います。
例えば、妊活の妻さんが、夫婦生活に積極的であり、それゆえに、夫さんの気持ちが冷めてしまうケース。
それぞれの気持ちや考えを想像してみると
妻さんは、女性には妊娠出産のタイムリミットがあり、少しあせりがある。愛情があれば夫は妻の要望に応じるべきだという考え。
一方、夫さんは、女性のタイムリミットがあることを深刻に考えられていない。すぐに妊娠出産が可能と考えている。仕事が忙しくてその気になれない。
となるかもしれません。
そこで、お互いの気持ちや考えをすり合わせていくとすると
お互いに相手のことが大切という共通した考えは想像出来ます。
しかし、決定的に明確なのは、お互いに相手方の性に対する認識が低いゆえに、思い混みや誤解を生じ、自分の考えが正しいという絶対的な認識のもと、相手方を責めたり、冷たくしたり、あるいは、自分を責めたり、罪の意識をもったりなど、お互いにさまざまな心の変化が生じ、確執を生んでしまうのではないかと思います。
こういった、相手方の性に対する思い込みや、認識不足については、専門的な立場からのアドバイスによって、分かり合える可能性があります。
当職は、性の問題に、一歩踏み込んでご相談が受けられるよう、特定非営利活動法人日本不妊カウンセリング学会の会員となり、医療的な専門知識を取得するため、日々研鑽に励んでいます。
個別のカウンセリング、あるいは、ご夫婦のカウンセリングをご希望の方は、お気軽にお問合せ下さい。
個別のカウンセリングは、初回30分無料、以後30分毎に4000円ずつ
ご夫婦のカウンセリング(立ち合い)は、30分毎に5000円ずつ頂戴する形でお願いしています。
2017年09月09日
プロフィールと私のDV離婚経験
<資格>
・行政書士(平成6年度合格)
・特定行政書士(平成27年度合格)
・メンタル心理カウンセラー資格取得
・メンタルヘルスマネジメントU種検定合格
・アウェア認定デートVD防止プログラムファシリテーター
・産業カウンセラー資格取得
<これまでの主な研鑽活動>
・児童虐待・DV被害者支援 NPO「ひこばえ」の種々の活動
・ゲートキーパー養成講座
・群馬県司法書士会ADR(裁判外紛争調停)初級講座
・群馬県行政書士会成年後見講座
・反貧困ネットワークの種々の活動
・アサーショントレーニングベーシックコース
・ギャンブル依存症の方のための支援講座
・依存症問題対策講座
・フェミニストカウンセリング(基礎・応用)
その他多数
DV離婚のこと
元夫からのDVは、私が高校生のときからなので、デートDVから始まりました。
最初に暴力を受けたのは平手打ちでした。車の中で聞いていた音楽のボリュームを私が少し落としたことに腹をたて、何も言わずに、急にパチンと頬を叩かれました。
さっきまで、他愛もない会話をしていたのに、急に怒り出して、叩かれたので、その時は、一体何が起こったのか、訳がわからない状態で、呆然となり、頭の中が真っ白になってしまいました。
元夫は、勝手にボリュームを落としたことに対して“普通の人はしない”“私の性格が悪い”と延々と怒っていました
元夫は私の言うことの揚げ足を取り、さらに怒り出し、泣いて謝っている私に対し、何時間も「お前は性格が悪い」と延々と言っていました。元夫のことが怖かったし、夜遅くになっていたので、、両親がさぞかし心配しているだろうと思い、帰りたいと言ったのですが、それも「勝手だ」とさらにお説教をされました。とにかくどうしたらいいか分からず、悲しくて、辛くて、涙がどんどんあふれました。そしたら、今度は「泣くな」と言い、車のドアをいきなり力任せにドンと叩きました。
16歳の私には、夫のそういった言動がとにかく怖くて、何が起きているのだろう、一体私はどうしたらいいのだろうと、途方にくれるしかありませんでした。元夫は次第に、優しくなり、私の事が大切だから、怒ったんだと諭すように言ってきました。元夫の怒りが解け、優しさに転じたとき、私の中で、元夫が怒っていたのは、私が人よりも劣っている人間だから怒らせてしまったんだと思いました。
この出来事がDVの入り口だったのだと思います。
平手から始まった暴力はどんどんエスカレートしていき、グーで殴るようになっていきました。元夫を怒らせないように、一つひとつの言動に注意を払ってはいましたが、元夫はいきなり殴るということが日常的になっていきました。例えば、私が車の運転をしているときに、間違った道にはいってしまっただけで、いきなり運転席いる元夫からグーで殴られたり、頭から水をかけられたり、「イライラするから殴らせろ」と言って本当に殴られたり・・ここでは書ききれないほどいろいろなことをされました。
元夫は怒り出して収まるまでが非常に長い時間かかり、なおかつ、元夫は、私が悪かったと反省したことを自ら納得しないと家に帰してくれません。そして、元夫は、暴力があった分必ず優しくなり、「お前のために言っているんだ」と諭します。今思えば、暴力と優しさと家に帰さないという拘束によって元夫に洗脳されていたのではないかと思います。
私は、自分の意見や、考えを言えば、必ず否定されるし、そのことでまた怒らせてしまうので、次第にいろいろなことをあきらめるようになりました。
最終的には、なんて私は馬鹿で性格が悪いんだろう、私のことを思ってくれているから怒られたんだ、私は元夫に愛されているんだ、そして、私のような人間を愛してくれるのは元夫だけだ、私と元夫は切っても切れない特別な縁で繋がっているんだと思うに至りました。
そういった関係がズルズルと続いていき、私は元夫の価値観の中で物事を考えるのが普通になっていました。もちろん、元夫も悪いところばかりではありません。良い所もあり、楽しかった事もあったので、結婚して子供が出来れば変わってくれるだろうと期待をして結婚しました。
結婚しても、暴力的な人に変わりがありませんでしたが、子供が生まれてからは、子供の目を気にするようになったのか、暴力の回数は減っていきました。元夫は仕事は真面目に働き、給料の全額を渡してくれてくれたので、端からみたらいい夫だったのかもしれません。また、子供達は元夫が大好きなので、離婚したいと言う気持ちはいつもありましたが、子供のために私さえ我慢すれば。。と思って離婚は踏みとどまっていました。
離婚への気持ちが固まったのは、元夫が連帯保証をした借金のことが引き金になりました。
元夫はサラ金から借りられるだけのお金をかりて、すぐに借金まみれになりました。私も自分で借金をして出来るだけのことはしました。それでも足りるわけがありません。元夫は他の金融機関に借り入れが決まっているから、借り入れが実行されるまでの間という約束で、私の実家から高額なお金を借りました。その後私には内緒で私の母からも高額なお金を借りていました。
しかし、金融機関の借り入れが実行されても、元夫は嘘をついて私の両親にお金を返してくれませんでした。
もう、これ以上、元夫と夫婦をやっていくのは、無理だと決意しました。でも元夫は離婚は子供のために離婚したくないと言って話し合いには応じてくれませんでした。首を絞められるようになってきたのはこの頃です。心身が疲弊していて、このままだったら、自分がどうにかなってしまうと思い、どうやったら離婚できるかと弁護士に相談したところ、そこで、二次被害を受けました。
辛かったのは、「何でもっと早く離婚しなかったの?」と言われたことです。そのように言われて本当にショックでした。やっぱり私が悪かったのだと思いました。さらに、お金が無いことを卑下する言動をされたので、お金がないというのは、こんな惨めな気持ちになるのかと思い知らされました。
その時受けたショックはとても大きく、何かをする気力がなくなってしまいました。
しかし、その経験は決して無駄なものでは無かったのだと今は思います。
なぜなら、私が相談を受ける側になった今、私のスタンスとして、相談をしてくださる方には絶対にそのような二次被害がないようにと考えるからです。
私がリーガルカウンセリングにこだわるのはこう言った理由です。
当時は、DVの言葉も聞いた事がなかったので、今まで自分に何が起きているのか全くわかりませんでした。私がこういう仕事を始めてから、ようやく今までされていた事がDVだと分かりました。
結局、私の場合、家族、身内に助けてもらって現在があります。本当に感謝しきりです。
離婚の問題は夫婦の問題ではありますが 1人で判断したり、解決しようとするのは大変です。私は支援者が必要だと思っています。
一人より二人。私も一緒に考えます。
離婚をする事が目的ではありません。
当事務所は、離婚問題を円満に解決できるように応援します。